Randy Pausch

2008/8/1

The Last Lecture

Copyright 2008
* * * * * * *
おすすめ度★★★★★★
(1時間16分のVideoと本の両方をあわせて★6つです)


物語:

著者の最後の作品となったこの本は、「死」を真正面から見つめた本です。Carnegie Mellon大学の computer science professorのRandy Pauschは死に至るガンを宣告されました。余命、数ヶ月です。大学では、去り行く教授が「The Last Lecture」を行います。Randyも真の「The Last Lecture」を大学で行いました。2007年9月18日です。

この本は、

@準備: 「The Last Lecture」に至るRandyの心境、「The Last Lecture」の準備よりも残された時間を家族と過ごしてほしいと願う妻の説得など、Last Lectureを何を話すか。

ALectureの内容: 写真を中心としたPowerPointで「Really Achieving Your Childhood Dreams」というタイトルで講演されました。3人の子供たちが大人になって理解出来るようになったときを想定して、Randyが どのように夢を描き、その結果がどのようであったかのかが語られました。本が書かれたときの3人の子供は、長男6歳、次男3歳、 長女1歳半でした。

BLecture後記。

2007年9月18日の講義は以下で見ることが出来ます。

http://download.srv.cs.cmu.edu/~pausch/


 または、http://www.thelastlecture.com/ サイトの左下の以下をクリックしてください。本に掲載されたレクチャーすべてを見ることが出来ます。(1時間16分)
 WATCH THE LAST LECTURE

YouTubeでは、RandyがLectureのあとでテレビ出演した様子を見ることが出来ます。

感想:

私は、本を読んでから、ウエッブでVideoを見ました。背景を知ってからVideoを見ると、その感動のインパクトが強烈でした。 まず頭に浮かんだのは、「この感動を皆に共有してもらいたい。」ことです。講義中のRandyは非常に元気です。そのことも感動を 増しているのでしょう。

ちょうど『Tuesdays with Morrie』のTVでミッチアルボムのインタビューを見てから本を読んで感じた強烈なインパクトのようでした。

Paperbackの入門に『Holes』と『Tuesdays with Morrie』を推薦していますが、新たにこの『The Last Lecture』が加わりました。

嬉しい驚きは、1時間16分の実際の『The Last Lecture』のVideoが誰でもWEBでタダで見れることです。2008/8/1にこのVideoを見て感動して、目がウルウルしてしまいました。

Randyの英語は非常に聞きやすく、ミッチアルボムの話しかたとダブりました。

ずっと前に言われて、ずーっと頭にひっかかって残っている課題、「何で英語を勉強しなければいけないのか?」の答えが一つ増えました。

この『The Last Lecture』のVideoを見て感動すること!

この読書感想を読んだ皆さんは、本を購入依頼するよりも、ウエッブでVideoをすぐ見れるので、今すぐ見ることをおすすめします。 聞き取りが半分以下でも、プレゼンテーションが良く出来ているので理解できると思います。本を読むと詳細が良く分かると思います。 そして、再びVideoを見ると、こんどはさらに良く分かると思います。ビジネスマンで、英米人のプレゼンテーションを受けても良く分からなかった経験がある方は、この1時間16分のVideoを何度も見ると、次の英米人のプレゼンテーションが良く分かるようになると思います。 本を読む、動画を見る、声の説明を聞くという実用英語の「きわめて優れた教材」がここにあるのです。強くオススメします。

 

残念ながらRandy Pauschは2008/7/25に亡くなりました。