DAVID NIVEN, PH.D.

2005/6/17

The 100 Simple Secrets of Successful People

Copyright 2002
* * * * * * * 2005/6/12読書済み
おすすめ度★★★★☆

物語:
100のポイントが平均2ページで書かれています。
ひとつひとつのポイントは、3つの部分から構成されています。
1 概略の説明
2 実名(たぶん)入りの具体的なサクセス例
3 サイエンティストが発見したサマリー。時に数字が入っている。

例えば第60話は「Look for Value」というタイトルです。

1 人は最初の印象で人を評価しがちである。そしていつまでもその評価を変えようとしない。人は買い物する時には、その価値を全て見落とさないようにするが、あなたの回りにいる人々の価値を見落としていませんか。

2 Janeの仕事は化粧品の組み立てラインの生産高を監視する係りです。投入した材料と出来高をカウントしています。5年の間に誰も注意を払わなかった生産性に影響を与えている100ものfactorsに気づくようになりました。ある日、部長が日常の挨拶的に「調子はどう?」とたずねました。部長が驚いたことにJaneは「生産性が今2%落ちていて、その原因が3つある。」ことを説明しました。Janeの価値がマネジャーに見えた瞬間です。

3 調査では、人をすばやく評価できることは優れた能力だと思われています。実際には早期の評価が生産性を落とし、定着率も悪くしています。成功しているマネジャーの61%が従業員の潜在能力を見続けて活性化することに積極的です。

感想:

100話もありますが、さすがに後半になるとワンパターンで読むのがいやになってきます。読書の知恵として、1段落目の最後の文章。2段落目の最後の文章と3段落目を読んで、面白ければ元に戻ってはじめから読み、面白くなければ次に行きました。

100話の前後につながりが無いので、読んでいてつらくなるのでしょう。

42話が「Boredom is the enemy」です。3段落目が短くて「Low-variety jobs produce twice as much employee turnover and three times less job satisfaction than high-variety jobs.」

それでは変化を持たせたほうが良いのでしょうが、あまりインパクトは強く感じられませんでした。

副題は「What Scientists Have Learned and How you can use it.」とあります。しかしScientistsのありがたみもあまり感じられません。(借りて読んだ本なので、辛口になってしまいました。)

この本は「The 100 Simple Secrets of Happy People.」のシリーズの4番目です。もしもHappy Peopleを読む時には、1日に2-3話ずつ味わいながら読んだほうが良いと思いました。