CLIVE CUSSLER

2006/9/25

Clive Cusslerの作品は2005年に『Sahara』が映画化されました。私も『Sahara』を最初に読みました。2005年7月にDirk Pittシリーズを数冊入手したことをきっかけに、古い物から読み始めました。 まずは1970年代後半の作品、Iceber, Raise the Titanicからです。

主人公Dirk PittはCussler版ジェームス・ボンドですね。 NUMA (U. S. National Underwater and Marine Agency)のSpecial Projects Directorです。DirkはAir Force Academyを卒業し、父はUS Senetorです。メカに強く、格闘技にも強い設定です。

Dirkの上司Admiral James Sandeckerは、NUMAのCommander です。親友 Al Giordinoとはもう20年間、海底の冒険を続けているという設定です。 Clive Cusslerも実生活はDirkと同じように、歴史的に重要な沈没船の探索を行いすでに60隻を発見しています。一種のボランティア活動だそうです。

Dirk Pittはクラッシク・カーが好きですが、著者のCusslerも80台ほど所有しています。 メカの好きな著者の趣味がにじみでていて、私の波長と合います。 女性からは無骨な作品の作家だと思われるでしょうね。

私の友人は昔、ある時期、John D. McdonaldのTravis McGee seriesを沢山読んでいました。 「なんで、ワンパターンの大衆小説なのか?」と思っていましたが、 私もいざCusslerにはまって見ると、「とっても面白いから!」でワンパターンでも良いので、特に理由は要らないと思います。

以下の作品は下に行くほど年代が古くなる順番です。

Serpent

Copyright 1999  150,665語
* * * * * * * 2006/9/21読み終える, P474
おすすめ度★★★★☆

物語:

この物語の主人公はDirk Pittではなくて、Kurt Austinです。相手役のヒロイン がNina Kirovという海底を専門にしている、考古学者(Archaeologist)です。

物語のはじめはJuly 25, 1956です。ニューヨークの東130マイルの海上で、Swedish-American LinerのStockholm号が霧の中でAndrea Doria号と衝突して、Andrea Doria号が沈没します。のちほど、Andrea Doria号の積荷が謎を解く鍵であることが判明します。積荷はpre-Columbian antiquity。

物語は現代に戻ります。モロッコの海岸付近の古代遺跡を発掘していた研究者チームが何者かに襲われます。海に逃げたNinaを助けたのが、海で作業中のKurtでした。KurtはNUMA (National Underwater Marine Agency)所属です。Ninaが見つけたのは、Maya文明の石像です。Christopher Columbus以前にヨーロッパとアメリカが交流があった証拠となるものです。この貴重な石像は何者かによって破壊されてしまいます。

影でわるさをしているのは、a powerful Texas industrialist named Halconです。the southwest United States and Mexicoの支配を計画しています。

Serpentというタイトルは、遺跡の入り口が巨大な蛇の口なので、そこから来ていると思われます。

 

感想:

作者は、Dirk Pittに加えて、新しいヒーローを作りたいようですが、なんでKurt Austinなのか?それがわかりづらいので、★4つにしました。Dirk Pittならば★5つにしたと思います。

物語は、二転三転するので、先はどうなるのだろうかと面白く読めました。しかし、最後は宝探しになり、インディー・ジョーンズの世界が展開されます。メキシコのマヤ文明の遺跡探検が長く語られ、遺跡泥棒に追いかけられるシーンが続きます。遺跡の謎、航海技術の高さなど、興味ある話が出てきます。しかし終わりがインディー・ジョーンズ的で少し興ざめの感じがしました。

突拍子もない、宝探しの終わり方ですが、好みは分かれるかもしれませんね。

Clive Cusslerの作品の主人公はDirk Pitt一人で良いと思いました。1999年の作品です。書かれた古い順に読んでいるので、このあとの作品でKrut Austinが出てくるかどうかは分かりません。出てこなければ、この作品の試みは挫折したことになります。

 

SHOCK WAVE

Copyright 1996  172,942語
* * * * * * * 2005/12/30読み終える
おすすめ度★★★★★

物語:

主人公はDirk Pitt、相手役のヒロインはMaeve Fletcherですが残念ながら、恋はかなわず、最後のほうでDorsett姉妹により 殺されてしまいます。この作品はDirk Pittシリーズの13番目の作品だそうです。

例によって、古い歴史上の出来事から始まります。1856年にオーストラリアに航海中のイギリスのClipper shipが台風により遭難します。この船にはオーストラリアに輸送中のたくさんの罪人が乗っていました。船が壊れ、 いかだを作り罪人と船長たちとの戦いのすえにごくわずかの人々が離れ小島にたどり着きます。この筆者は海の災難を描く ことがとても上手で、いつも感心して読まされます。 前半のこの部分だけでも、この本を読んで満足してしまいました。

島に残ったBetsy FletcherとJess Dorsettはダイヤモンドの大鉱脈を見つけたことは後になって物語の重要な展開に寄与します。

話は2000年の南極に近いSeymour Islandで観光船が謎の災難に合います。Maeve (Fletcher) Dorsettは27歳のmaster's degree in zoologyを取得したオーストラリア人。災難にあった観光船に乗って南極の鳥類および動物の調査兼、観光ガイドをしていました。 たまたま、観光客のグループと島に残り、難を逃れます。

その後、乗員200名と島の付近のペンギンなどの動物が数千頭死亡しているのが見つかります。原因は不明ですが、 Dirkがかなり近い推理をします。

後半は、災難を起こしている犯人は、Maeveの父親でダイヤモンド王が所有している太平洋を横切ったいくつかの ダイヤモンド採掘場の音波削岩が同調する地点で大きな音のエネルギーが発生するためとされます。

Maeveの子供が、Dorsett家に人質にとられたのを助けにDirkとMaeveが敵地に乗り込みます。

感想:Shock Waveの題名は、この太平洋を横切って共鳴する大きな音のエネルギーのことです。これが信じがたいので、 少し物語から真実味が薄らぐようですが・・・それ以外は楽しく読めました。

 

SAHARA

Copyright 1992 178,429語
* * * * * * * 2005/6/25読み終える
おすすめ度★★★★★

物語:

主人公はDirk Pitt、相手役のヒロインはEva Rojasです。

最初の場面は1865/4/2の南北戦争のアメリカ, Virginia 州Richmondです。特別に建造された当時の戦艦 Texasが南軍の生き残りをかけて川を下ります。

次の場面は1931/10/10の南サハラ。オーストラリアの当時著名な女性飛行士Kitty Mannockが単発エンジン 機Fairchild号でサハラを横断飛行中に墜落します。墜落から一命はとり留めましたが、必死の捜索隊の捜索 にもかかわらず、発見されません。

次の場面は現代。1996/5/5, Asselar Oasis, Mali, Africa。砂漠の観光ツアーが立ち寄った村で何ものかに襲われます。実在するMali国は軍事独裁国として表現されます。

1996/5/10, Alexandria, Egypt。Eva Rojasが登場します。海岸で彼女は賊に襲われますが、偶然居合わせて不審に思ったDirkにより助けられます。 彼女はNUMAという団体に所属し、Dirkに会った後でサハラで起きているといわれている病気の調査に駆り 出されます。

DirkはEgyptで海底探査のような仕事(川底の船の調査)をしているときに、特別任務に呼び出され、 船でNiger川を上り、どこで有害物質が排出されているのかの調査に向かいます。

感想:

1992年の作品なので少し古いのですが、映画化されたので書店に並んだのでしょうね。早速買って 読みました。作者はDirk Pittシリーズをいくつか書いたようですが、このSaharaは活劇大冒険的にサハラの広い砂漠を舞台に しているので、夢中になって読みました。面白さでは最高のレベルにあるので、はたして他のDirk Pittシリーズの作品がこれを超えることが出来るのでしょうか。他の作品をすでに読んだ読者から コメントをいただきたいところです。

映画ではDirk Pitt をMatthew McConaugheyが、 Eva Rojas をPenelope Cruzが演じ、Dirkの相棒GiordinoをSteve Zahnが演じているようです。Penelopeは知的なサイエンティストのイメージが出せてるのでしょうか。

物語の前半のハイライトはNiger川をDirk達が特別製の外見が豪華ヨットのCalliope号でNigeria、 NigerをとおりMaliに入ってゆく川の冒険物語です。Maliは軍事政権ですが、Dirkはそれを承知で 危険に立ち向かいます。

物語の後半は、悪者が明確になり、その情報をDirk達がMaliの国外の人達に知らせるために砂漠を 横断する話です。DirkとGiordinoは水を飲みつくしたあとも4日間かけて砂漠の横断を続けます。 読者は夏に読むことをお勧めします。この状況を読んだ後では、日本の夏が暑いと言っていることが 贅沢に感じられるからです。

悪者が明確なので、単調と感じる人がいるかもしれませんが、私は夢中で読まされました。 インディ・ジョーンズの最初の映画を見たようなインパクトがあると思います。

またDirk Pittシリーズを読んでみたいので、以下に作品に関するサイトをメモ代わりに リンクしておきます。
http://www.penguinputnam.com/static/packages/us/clivecussler/

 

 

DRAGON

Copyright 1990
* * * * * * * 2005/11/18読み終える P542
おすすめ度★★★★☆

ストーリー:
なんと悪役は、日本人と日本企業です。

海上でアトミック爆弾が爆発します。そばにいたのは3隻の船。そのうちのひとつは日本の乗用車運搬船です。米側はRaymond Jordanを筆頭に原因究明を開始します。

悪役は日本人のHideki Sumaです。超右翼のSumaは財力を使い、なんとアメリカ経済を支配しようと行動します。Moro Kamatoriは Sumaの右腕で日本刀の使い手です。Kamatoriが出てくるシーンはユマ・サーマンの「キル・ビル」の雰囲気がしました。

Sumaは超小型核爆弾をアメリカに密輸して(世界各国に密輸して)一斉に爆破することにより、世界経済を混乱させることを計画します。 できれば爆破させずに、交渉によりアメリカ経済をのっとろうとしています。

Dirkは洋上の核爆発の調査に向かいますが、後に日本の海岸のEDO-CITYと近接するSOSEKI-ISLANDにあるSumaの本拠地に計画を阻止にAl Giordinoと乗り込みます。そこにはハイテクのSecurityとロボットの厚い壁が待ち受けています・・・

感想:

Dirk Pittシリーズの私にとって5冊目ですが、あるパターンを見つけました。それは、最初に過去のある出来事が語られていて、 その出来事で残された物が10年以上経った現在のDirk Pittや大きな危機を救うために後半に使われていることです。「Sahara」の場合には何十年も前に墜落したプロペラ機の部品をうまく使って、 砂漠の横断に成功します。Dragonの場合は1945年に日本に爆撃に向かって日本の近海で 撃ち落とされたB29です。

日本がバブルの絶頂期だったこの1990年頃に書かれたアメリカの小説には日本人が悪役として登場します。トム・クランシーの「Debt of Honor」では日本人がジャンボ機でホワイト・ハウスに突っ込みます。 当時のアメリカ人の日本への関心は「エコノミック・パワー」「ハイテク」「サムライ」です。その要素がうまく組み合わされて出てきます。

「エコノミック・パワー」の面では、日本の資本がアメリカに浸透しています。Sumaはハワイとカリフォルニアを日本の資本 の領土(たとえば日本企業には米国の税制がおよばない等)にしようと米国に交渉するつもりです。

「ハイテク」はEDO-CITYとSOSEKI-ISLANDにあるさまざまなSecuriityシステム(2005年の現在では当たり前ですが、良く想像されて います。)。そして、さまざまなロボット。これも2005年の日本ではHondaやSonyなどのロボットでほぼ実現可能ですが、1990年では想像の世界ですね。

「サムライ」はトム・クルーズの映画や、キル・ビルの映画がまだできる前ですが、イメージは近いものがあると感じました。

 

この本もエンターティンメントとして楽しみました。でも日本人読者にとっては、日本の扱い方が不自然に感じられると思い、星4つにしてあります。

 

Deep Six

Copyright 1984  128,642語
* * * * * * * 2005/9/8読み終える
おすすめ度★★★★☆

古い作品ですが、Dirk Pittシリーズをはじめから読もうと心で決めたので読み終えました。
初版は1984年です。物語の時代設定は1989年なので、出版当時からすると未来の物語です。

Dirk Pittシリーズは007シリーズのようなものなので、はまってしまう人と、もういいやという人がいると思います。私は雑食なので 何でも食べます(つまり読みます)。もちろんDirk Pittも大好きです。

ストーリー:
米ソが冷戦の時代なので、悪者がソ連、狙われるのが米国の大統領です。ソ連に加担するのが韓国出身の海運の大財閥

物語は、1966年の太平洋から始まります。ある輸送船がアジア系の船員にのっとられ、少数ですが客は殺されてしまいます。 この船に乗っていた娘Arta Casilighioの殺害犯人をしつように追いかける探偵の父が後半に活躍します。

本題は、1989年7月です。大統領のヨットから霧にまみれて、誘拐が行われます。大統領、副大統領 Vincent Margolin、
Senator Larimer、Congressman Moranが連れ去られます。Larimer, Moranは大統領になにかあった場合に大統領職を継ぐ地位にいます。

陰謀は、大統領の脳を操作して、アメリカを支配しようとするものです。
最近見たVIDEO(2005/8)の「クライシス オブ アメリカ」に酷似しています。
以下はこの映画のウエッブで見つけた「クライシス オブ アメリカ」解説です。
映画は面白かったですよ。

* * * * * * * * * *
ひとりの将校が華やかな政界の裏で渦巻く国家的陰謀に立ち向かう社会派サスペンス。
洗脳された人物をホワイトハウスに送り込み世界の支配を目論む巨大企業と、その企みに
気づき真相の究明に乗り出す男のスリリングな攻防を描く。「羊たちの沈黙」の
ジョナサン・デミ監督が、62年にも映画化されたリチャード・コンドンの原作小説
『影なき狙撃者』を現代風にアレンジ。主演は「マイ・ボディガード」のデンゼル・ワシントン。
共演にメリル・ストリープ。
 湾岸戦争で英雄となったレイモンド・ショー。彼は政界入りも果たし、大物上院議員で
ある母エレノアの強力な後ろ盾のもと、若くして副大統領候補にまで成り上がる。一方、
そんなショーのテレビ演説を複雑な心境で見入る元上官のマルコ少佐。彼は最近、
ショーが英雄となった戦闘時の悪夢にうなされていた。敵の急襲でケガを負い意識を
失ったマルコに代わり、たった独りで敵に立ち向かい部隊を救ったのがショーだった。
だがマルコの脳裏に甦るのは、その事実とは異なる不可解な記憶。疑念が深まる中、
マルコはついに独自の調査を開始するのだが…。
* * * * * * * * * *


感想:
007同様にDirk Pittは最後には成功するストーリーになっているので、安心して読めます。ストレス発散になりますが、 文章の洗練さや論理性にこだわる人には敬遠されると思います。
船やヘリコプターなどのメカニックが好きな私には結構面白いのですよ。
ただし、1984年の作品なので、内容が古くなっています。私のようにDirk Pittシリーズの読破を考えていなければ、 この作品はスキップしてください。

 

Raise the Titanic!

Copyright 1976
* * * * * * * 2005/8/5読み終える
おすすめ度★★★★★

物語:

主人公は一応Dirk Pitt、相手役のヒロインは特にいません。Titanicが沈んだ1912年と1987-1988年が物語の年代です。

1987/7にロシア領のNovayaという島で事件が起きます。そこで、1911年に発掘された鉱山の跡が発見されます。 その鉱石の行方を追うのがストーリーの初めの部分です。

NUMAの深海探査ミッションで、海底に沈んだコルネットが見つかります。腐食もほとんどなく、持ち主が判明します。

見つかったTitanicを海面まで浮上させることがストーリーの真ん中になります。巨大な台風がやってきて、物語をダイナミックに しています。台風の目のところでロシア側が船に乗り込んできます。

 

感想:

実は20年ほど前に私はこの本を一度読みましたが、Dirk Pittが今ほどシリーズ化されるとは思いませんでした。単なる出演者として読んでいました。今回は、あの有名な 映画「タイタニック」を見たあとなので、何倍も興味深く読むことが出来ました。映画ではタイタニックの 胴体は後ろの方で折れていますが、この作品では、折れずにそのまま沈んでいます。1975年に1988年の技術を想定して書かれて いるために、技術的なことはかなり目をつぶって読んであげました。このへんをつっこむと、物語自体がつまらなくなります。

今回読んだペーパーバック版はハードカバーが書かれた1975-76年から13年経っています。作者が「はじめに」 のところで1988年のことを以下のように書いています。「1975年に書いたRaise the TitanicはDirk Pittシリーズの第4作目です。この題の映画が作られ、本物のTitanicも発見された。」とあります。Webで調べてみました。

「沈没後のタイタニック号1985年9月1日に、ロバート・バラード博士は海底3650mに沈没 したタイタニック号を発見した。 2004年6月、バラード博士とNOAA(米国海洋大気庁)は タイタニック号の損傷状態を調査する目的で探査プロジェクトを行った。」をうです。

1980年に「Raise the Titanic」という映画も作られたようですが、すばらしいという出来ではなかったようです。

**Titanicを引き上げるためには理由が必要ですが、Byzaniumという稀少な鉱石がTitanicに積まれているため、という 理由を作っています。この鉱石の実在は疑わしいのですが、Webで調べると、似たような名前にイスタンブールのビザンチウムが あります。この鉱石がミサイル防衛システムを可能にするという前提で物語が語られ ています。

Titanicを大胆に題材にしているところが評価出来ます。話も2転3転しているので楽しめました。しかし、ずいぶん前に書かれて いることを割り引いて評価してあげる必要があると思います。

 

ICEBERG

Copyright 1975
* * * * * * * 2005/7/16読み終える
おすすめ度★★★★★

物語:

主人公はDirk Pitt、ヒロインはKirsti Fyrieのはずですが、そうはいきません。Dirkは最後にはいくつかの 国の経済的、軍事的支配をしてしまおうというRondheimの陰謀を阻止します。巨大な流氷の中に1年前に行方不明に なった豪華ヨットLaxが埋まっているのが見つかります。Dirk Pittと化学者のHunnewellが嵐をおしてヘリコプターで調査に向かいます。Laxはマル焦げになっていて・・・。 Icebergのタイトルはこの氷山にうまったヨットのイメージからつけられていると思いました。

感想:

Cusslerを読むのは、これで2冊目です。Saharaの次に読みましたが、似ていると感じました。作品の 間には17年の時間差がありますが、Dirk Pittがサハラの砂漠を瀕死の状態で横断する構成と、Icelandの氷点下に近い大地を、あばら骨を折られ、 ボコボコに殴られた体で助けを求めに、人里離れた土地を進むDirkのタフさの構成と表現が似ていると感じました。

もう一つ似ていると感じたのは、悪者をやっつけるところが、ふつうの主人公はここまでやらないよね、 と思われるところまでやってしまうところです。こんなところがフィクションとしてストレス発散になるのでしょうね。

Saharaほどは、武器を使って大規模に敵と戦うところは出てきませんが、ヘリコプターの操縦が上手な 設定になっていて、それなりの場面が出てきます。