2005/4/20
前回イギリスに行った時に「ロンドン」というおもしろい歴史小説を見つけました。 今回(2000年6月)は「ストーンヘンジ」をみつけて今読んでいます。段積みにしてあった ので、みつけたというよりは、いやでも目に付きました。
イギリスに行くと、WHSmithで本を買います。これは、ベストセラーを2ポンド引きで買える からです。イギリスのペーパーバックは5.99ポンドから6.99ポンドです。赤い「Save 2 pounds on marked price」という3.5cmのシールが貼ってあるのですぐにみつけられます。
ストーンヘンジには数回行っています。何も無い野原に突然石だけがあるところです。日本 だったら観光地化されてしまうと思いますが、本当に売店とかホテルが何も無いところがイギリス らしいと思います。
歴史の学習も兼ねて帰国の飛行機の中で読み始めました。話しの作りがうまいので初めから引き こまれました。A novel of 2000 BC と表紙に書いてあります。
Ramsesも4000年前の話し(エジプト)で引きこまれましたが、ストーンヘンジは実際に訪れた 地なので、もっとリアルに感じました。4000年前の人間も、使う道具が違うだけで今と変わらない 感情の人々として描かれています。
語源の勉強をすると、改めて4000年前に現在ある思考の概念がほとんど全て表現されている ことに驚かされます。
豊かになった後の日本の現状を見ると、4000年前の人々よりもなんと非健康的で、夢も希望も 小さい人生を生きているのだろうと感じてしまいます。
ストーリーは、3人の男の兄弟を主人公として語られます。長男のLegarは闘争心が強く、 戦士として周りを征服することを企みます、次男のCamabanは足の奇形により、父から追放されて いましたが、隣の強力な村の巫女から さまざまな知恵をさずかり、旅により知識に磨きをかけます。ストーンヘンジの作成を企画するのは Camabanです。末っ子のSabanは、Legar族長の地位を得るために奇襲により父親を殺したことから Legarwを恨み、復習を誓います。ストーンヘンジを完成させるのはこのSabanです。
ストーンヘンジに行ったことがある人、いつか行こうと考えている人に絶対お勧めの本です。